日本の夏とイギリスの夏、どちらを楽しむべきか、それが問題だ・・・２つの国を行き来する英国人記者がつづる、日本びいきでもイギリスびいきでもない、ユーモアたっぷりの日英論。ロンドンオリンピックの“破綻”や陪審員の体験、日本の“匂い”から奇妙な習慣まで、日英両国の新しい姿が浮かび上がる。ロングセラー『「ニッポン社会」入門』の著者による最新エッセイ集。

「イギリス人はかなり変わっているが、そのことに気づいていない。日本は日本人が気づいていないところでじつに面白い」―二つの国を行き来する英国人記者が、日英両国の食、言語、文化、歴史などを縦横無尽に比較しながら綴る。日本びいきでもイギリスびいきでもないユーモアあふれる「日英論」で、新たな景色が見えてくる！
もくじ情報：めったにない状況を指す言葉；文化の差にご注意を；パーティーしようよ、ジャパン！；イギリス料理の宝；日本にまつわる一〇の神話；イギリス人の「秘密」；日本の「匂い」案内；イギリスで夏を過ごすということ；日本語でなら言えるのに；みんなが知りたがること〔ほか〕

ジョイス，コリン(ジョイス，コリン)
１９７０年、ロンドン東部のロムフォード生まれ。オックスフォード大学で古代史と近代史を専攻。９２年来日し、高校の英語教師、『ニューズウィーク日本版』記者、英紙『デイリーテレグラフ』東京特派員を経て、フリージャーナリストに。０７年に渡米し、１０年帰国