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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岸本 聡子(キシモト サトコ)
1974年、東京都生まれ。シンクタンク研究員。アムステルダムを本拠地とする、政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」に2003年より所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界中の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 岸本 聡子(キシモト サトコ)
1974年、東京都生まれ。シンクタンク研究員。アムステルダムを本拠地とする、政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」に2003年より所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界中の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九八〇年代の新自由主義改革以降、民営化路線を歩んできた欧州の水道事業。しかし杜撰な管理や財務の問題にスポットがあたり、再び、水道を公営化に戻そうという大きな流れが市民運動を起点に始まっている。昨今、注目されている欧州の左派ポピュリズムのうねりの中核は、実は「水道の再公営化」を求める権利運動だったのだ。こうした水への権利運動から日本が学び、各自治体において民営化をストップさせるにはどうすればいいのか。日本人でありながら、欧州・民主主義の最前線に立つ著者が、日本再生のためのカギを明かす。
もくじ情報:第1章 水道民営化という日本の危機;第2章 水メジャーの本拠地・パリの水道再公営化;第3章 資本に対抗するための「公公連携」;第4章 新自由主義国・イギリスの大転換;第5章 再公営化の起爆剤は市民運動;第6章 水から生まれた地域政党「バルセロナ・イン・コモン」;第7章 ミュニシパリズムと「恐れぬ自治体」;第8章 日本の地殻変動