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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
渡部 泰明(ワタナベ ヤスアキ)
1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。フェリス女学院大学、上智大学を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は和歌文学・中世文学。著書に『中世和歌史論 様式と方法』(岩波書店/40回角川源義賞文学研究部門受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 渡部 泰明(ワタナベ ヤスアキ)
1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。フェリス女学院大学、上智大学を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は和歌文学・中世文学。著書に『中世和歌史論 様式と方法』(岩波書店/40回角川源義賞文学研究部門受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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言葉には、意味を越えて心に届く力がある―七世紀前半には形態を整え、江戸時代まで続いた和歌。なぜ三十一文字の定型詩は千二百年以上も続いたのだろう?額田王から、紀貫之、紫式部、西行、藤原俊成・定家、細川幽斎、香川景樹まで。歌人たちが紡いできた言葉と言葉は、本歌取りや掛詞、縁語などを通して網の目にようにつながり広がっている。連綿と続く「言葉の網」を通史的に読み解き系譜化し、和歌史全体をとらえ直す!
もくじ情報:額田…(続く)
言葉には、意味を越えて心に届く力がある―七世紀前半には形態を整え、江戸時代まで続いた和歌。なぜ三十一文字の定型詩は千二百年以上も続いたのだろう?額田王から、紀貫之、紫式部、西行、藤原俊成・定家、細川幽斎、香川景樹まで。歌人たちが紡いできた言葉と言葉は、本歌取りや掛詞、縁語などを通して網の目にようにつながり広がっている。連綿と続く「言葉の網」を通史的に読み解き系譜化し、和歌史全体をとらえ直す!
もくじ情報:額田王―宮廷に演じる;柿本人麻呂―劇を歌う;山上憶良―到来するものへのまなざし;大伴家持―和歌史を始める;在原業平―生の境界で歌う;紀貫之―言葉の想像力を展開する;曾禰好忠―身の想像力を解放する;源氏物語の和歌―創作感覚を刺激する;和泉式部―生と死を越境する;源俊頼―連動する言葉と想像力;西行―変貌を演じる;藤原俊成・定家―「古典」をつくる;京極為兼と前期京極派―あわいにひそむ意志;頓阿―正統派和歌の普及者;正徹―想念と感覚にまぎれる;三条西実隆―「みやび」を守り立てた文化人;細川幽斎―戦国を生き抜く歌道;後水尾院―和歌の価値を高める;香川景樹―溶け込んでいく「しらべ」