内容紹介：本書は、世界的な写真家アルバート・ワトソンが、どのように時代を象徴する写真をものにしてきたかを紐解くものです。撮影の背景にあるストーリー、発想を得る方法、スタジオワーク、写真家としての処世術まで、５０年以上のキャリアから導きだした２０のエッセンスを解説します。
世界的巨匠が明かす２０のエッセンス。
もくじ情報：回り道から学ぶ―遠回りをして写真家になるまで；チャンスは逃がさない―扉が開いたら、無理にでも足をねじ込む；インスピレーションを探す―たくさんの本に触れ、美術館やギャラリーに通い詰める；創造性が８０％、技術は２０％―どう運転するかより、どこに向かうかが重要；カメラのフォーマット、レンズ、プリント―直観と経験で判断できるまで極める；計画に計画を重ねる―常に準備を怠らない；相手を思いやる―ポートレート撮影では気配りが重要；スタジオを準備する―計画を立てつつ、柔軟に対応する；光を操る―１０ドルの電球からストロボまで；広告を撮る―撮影現場の主導権を握る；著名人を撮る―すべては事前の調査次第；顔の地形を捉える―顔には谷や丘、山脈、崖がある；風景の表情を捉える―絵葉書を捉える風景写真を目指して；被写体の美しさと魅力に目を向ける―生物を概念化する；自然光を活かす―いつでも光のことを考える；優秀な人材を集める―アシスタント、メイクアップアーティスト、スタイリスト、モデル；Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐを利用する―便利なツールだが、頼りすぎは禁物；常にいい構図を探す―そうすれば、幸運に恵まれることもある；記憶に残るものを探す―優れた写真は時の流れに左右されない；モロッコを写し取る―私のすべてを込めたプロジェクト

ワトソン，アルバート(ワトソン，アルバート)
１９４２年生まれ。５０年以上にわたり、象徴的で忘れられない写真の数々を生み出してきた。ワトソンの作品世界に限界や境界はなく、親しみやすいポートレート、ファッション性の高い写真、迫力ある風景写真、思索的な静物写真といった領域を軽やかに行き来する。ワトソンの素晴らしい作品は、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーやニューヨークのメトロポリタン・ポートレート・ギャリーなどに収蔵されている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）