|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
久生 夕貴(ヒサオ ユウキ)
「拝啓、桜守の君へ。」にて第4回富士見ノベル大賞審査員特別賞を受賞。改稿のうえ、本作を上梓する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 久生 夕貴(ヒサオ ユウキ)
「拝啓、桜守の君へ。」にて第4回富士見ノベル大賞審査員特別賞を受賞。改稿のうえ、本作を上梓する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近所の庭園に赴いた。純白の花を咲かせる木の傍に、佇む人影―白木蓮の精霊が、何故かため息をついている。咲は幼いころから花木に宿る精霊を視ることができた。美しい姿の精霊たちは、長い時を生き人を見守っている。白木蓮にため息の理由を尋ねると、ある少女を捜してほし…(続く)
恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近所の庭園に赴いた。純白の花を咲かせる木の傍に、佇む人影―白木蓮の精霊が、何故かため息をついている。咲は幼いころから花木に宿る精霊を視ることができた。美しい姿の精霊たちは、長い時を生き人を見守っている。白木蓮にため息の理由を尋ねると、ある少女を捜してほしいと頼まれた。咲は昔なじみの精霊・楠と協力し、望みを叶えるため街を奔走する。やがて木精が抱き続けていた本心を知ったとき、咲の中でも何かが変わり始めていく―。第4回富士見ノベル大賞審査員特別賞受賞作。