内容紹介：新しい雇い主は（推定）３００歳の偏屈オジサマ魔法使い！？三年間働いた屋敷を理不尽に追い出されたルシルの新たな就職先は、気難しい魔法使いフィリスの屋敷だった。しかし、フィリスの気難しいだけではない意外な一面を知るたびに、ルシルの気持ちは少しずつ変化していく。
三年間住み込みで働いた屋敷を理不尽に追い出されたルシル。彼女は新しい就職先を求めてド田舎にやってきたが、そこで紹介されたのは、無口で無愛想な魔法使いフィリスの屋敷だった。「余計なこと」を心底嫌う、気難しいフィリスの屋敷での仕事は、蓋を開けてみるとルシルにとっては好条件！何としても新しい職場を死守するべく、彼女は「余計なこと」地雷を回避するためにフィリスの観察を始める。そんなフィリスのことを少しずつ知っていくうちに、気難しいだけでない意外な一面に出会い、ルシルの気持ちは徐々に変化していき―。フィリスとの距離が少しずつ縮まる一方、前の屋敷の主がなぜだか自分を捜し回っているらしいと知るルシル。他にもフィリスの周囲では何やら魔法使いたちが騒ぎ始め…！？平穏に暮らしたいのに何かと起こるトラブルを、仕事に対するプライドと持ち前の前向きさで乗り越えながらゆっくりとお互いの想いを育む、ほっこり異世界再就職ファンタジー。