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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小山 美砂(コヤマ ミサ)
毎日新聞記者。1994年、大阪府生まれ。2017年に入社し、希望した広島支局に配属。被爆者や原発関連訴訟の取材に取り組んできた。原爆報道キャップとなった2019年秋から、当事者の証言や思いを伝える連載「区域外の被爆者を訪ねて『黒い雨』の原告は訴える」を開始。以降、一〇〇人近くへの取材を通して被爆者援護の課題を発信してきた。2022年4月~大阪社会部在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小山 美砂(コヤマ ミサ)
毎日新聞記者。1994年、大阪府生まれ。2017年に入社し、希望した広島支局に配属。被爆者や原発関連訴訟の取材に取り組んできた。原爆報道キャップとなった2019年秋から、当事者の証言や思いを伝える連載「区域外の被爆者を訪ねて『黒い雨』の原告は訴える」を開始。以降、一〇〇人近くへの取材を通して被爆者援護の課題を発信してきた。2022年4月~大阪社会部在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
原爆投下直後、広島に降った「黒い雨」。多くの人がその放射線を帯びた雨による深刻な健康被害に苦しめられていながら、「被爆者」と認めて救済する制度はなかった。雨を浴びた住民らは国に援護を求めて訴訟提起したが、解決までの道のりは長く険しいものだった。なぜ、国は黒い雨被爆者を切り捨てたのか―。本書は当事者の歩みをたどるとともに、米軍の被害軽視に追従した国の怠慢、非科学的な態度をあぶり出していく。戦後七〇年以上を経て、ようやく語られ始めた真実の数々。「黒い雨」による被ばく問題、その訴訟の全容を記録した初めてのノンフィクション。
もくじ情報:序章 終わらない戦後;1章 “降らなかった”黒い雨;2章 選別される被爆者;3章 雨が「卵形」に降るか!;4章 「黒い雨」訴訟;5章 私たちは、嘘はつけないの;終章 切り捨てられる被ばく