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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
シービンガー,ロンダ(シービンガー,ロンダ)
スタンフォード大学歴史学科ジョン・L・ハインズ科学史教授。「科学、保健・医学、工学、環境学分野におけるジェンダード・イノベーション」プロジェクト創始者。科学史および科学にジェンダーの視点からメスを入れ、「普遍的かつ公正な科学」幻想を打ち砕いてきた。「科学と技術におけるジェンダー」研究の国際的な先駆者であり、国連、欧州議会、多くの研究助成機関で講演活動を展開。ハーヴァード大学で博士号を取得(1984)。アメリカ芸術科学アカデミー会員。アレキサンダー・フンボルト財団からフンボルト賞を受賞(1999-2000:歴史部門で全米初の女性)、米国のグッゲンハイ…( ) シービンガー,ロンダ(シービンガー,ロンダ)
スタンフォード大学歴史学科ジョン・L・ハインズ科学史教授。「科学、保健・医学、工学、環境学分野におけるジェンダード・イノベーション」プロジェクト創始者。科学史および科学にジェンダーの視点からメスを入れ、「普遍的かつ公正な科学」幻想を打ち砕いてきた。「科学と技術におけるジェンダー」研究の国際的な先駆者であり、国連、欧州議会、多くの研究助成機関で講演活動を展開。ハーヴァード大学で博士号を取得(1984)。アメリカ芸術科学アカデミー会員。アレキサンダー・フンボルト財団からフンボルト賞を受賞(1999-2000:歴史部門で全米初の女性)、米国のグッゲンハイム・フェローシップなど栄誉ある賞を多数受賞。スペインのバレンシア大学(2018)、スウェーデンのルンド大学(2017)、ベルギーのブリュッセル自由大学(2013)から名誉博士号を授与されている。本書に次ぐ二作目『女性を弄ぶ博物学』で国際科学社会学会・第2回フレック賞受賞。三作目『ジェンダーは科学を変える!?』では理工系分野の女性研究者をいかに育成するかを論じ、四作目『植物と帝国』では文化的・社会的文脈で抹殺されてきた知識の研究(アグノトロジー)の重要性を説き、三つの国際的な賞を受賞。近年では性差に配慮した革新「ジェンダー・イノベーションズ」を提唱し、欧州委員会や米国衛生研究所と協力してプロジェクトを展開。日本でも二〇二二年四月、お茶の水女子大学に「ジェンダード・イノベーション研究所」が設立された |
もくじ情報:第1章 制度的概況;第2章 貴族のネットワーク;第3章 手工業的伝統における女性科学者;第4章 女性の伝統;第5章 学術文体の拮抗;第6章 宇宙論の拮抗―自然の秩序におけるセックスとジェンダー;第7章 うわべの違いを超えて―性差の科学的探究;第8章 補完性理論の勝利;第9章 閉ざされた公けの道;第10章 女性の排斥と知識の構造