|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
長沼 孝(ナガヌマ タカシ)
1954年、北海道生まれ。静岡大学人文学部日本史学科卒業。北海道教育庁文化財・博物館課長を経て、現在は公益財団法人北海道埋蔵文化財センター理事長 長沼 孝(ナガヌマ タカシ)
1954年、北海道生まれ。静岡大学人文学部日本史学科卒業。北海道教育庁文化財・博物館課長を経て、現在は公益財団法人北海道埋蔵文化財センター理事長 |
北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態にせまる。
もくじ情報:第1章 「ピリカ」のドラマ(ダム建設と遺跡の発見;遺跡をと…(続く)
北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態にせまる。
もくじ情報:第1章 「ピリカ」のドラマ(ダム建設と遺跡の発見;遺跡をとりまく環境);第2章 旧石器人のドラマを求めて(大型石器と細石刃;多数の焚き火跡;石器のまとまりの意味;どんな石器がみつかったか;石器づくりを復元する;ピリカ旧石器人の石器づくり);第3章 装身具の発見(日本初の旧石器ビーズ;ビーズと垂飾の特徴;ビーズ類の年代;北東アジアとの共通点);第4章 北海道とピリカ遺跡(北海道南西部の旧石器遺跡;ピリカ遺跡の位置づけ;石材の種類と産地;良質の石材を求めて);第5章 保存と活用(石器をつくり、使う;日本の旧石器を代表する遺跡へ;遺跡の魅力を伝える;ピリカ遺跡の将来)