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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
神永 曉(カミナガ サトル)
辞書編集者。元小学館辞典編集部編集長。1956年、千葉県生まれ。80年、小学館の関連会社尚学図書に入社。93年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の編集者人生を送る。2017年2月に小学館を定年で退社後も『日本国語大辞典第三版』に向けての編纂事業に参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 神永 曉(カミナガ サトル)
辞書編集者。元小学館辞典編集部編集長。1956年、千葉県生まれ。80年、小学館の関連会社尚学図書に入社。93年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の編集者人生を送る。2017年2月に小学館を定年で退社後も『日本国語大辞典第三版』に向けての編纂事業に参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
辞書一筋の編集者は困惑している。近頃は、せっかちな江戸っ子が「にっぽん(日本)」を「にほん」と言い換えたとか、「やぶ医者」の語源は地名だとかテレビが放送してしまう。文献例を押さえればすぐに誤りとわかるのに。しかし、日本語の謎は奥深い。「ぐれる」はハマグリを逆に言ったのが語源で「ポシャる」は帽子のシャッポを逆にした言い方が変化した。だが、なぜその意味に変わったのかわかって…(続く)
辞書一筋の編集者は困惑している。近頃は、せっかちな江戸っ子が「にっぽん(日本)」を「にほん」と言い換えたとか、「やぶ医者」の語源は地名だとかテレビが放送してしまう。文献例を押さえればすぐに誤りとわかるのに。しかし、日本語の謎は奥深い。「ぐれる」はハマグリを逆に言ったのが語源で「ポシャる」は帽子のシャッポを逆にした言い方が変化した。だが、なぜその意味に変わったのかわかっていないのだ。ことばは時間とともに思いもしない形に変化する。その謎の深淵を覗く辞書編集者の悩みはまだまだ続く!