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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
長月 天音(ナガツキ アマネ)
1977年、新潟県生まれ。大正大学文学部卒業。「ほどなく、お別れです」で第十九回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 長月 天音(ナガツキ アマネ)
1977年、新潟県生まれ。大正大学文学部卒業。「ほどなく、お別れです」で第十九回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
清水美空がスカイツリー近くの葬儀場・坂東会館で働き始めて約一年。若者や不慮の死を遂げた方など、誰もが避けたがる「わけあり」葬儀を進んで引き受ける葬祭ディレクター・漆原のもと、厳しい指導を受けながら、故人と遺族が最良の形でお別れできるよう、奮闘する日々を過ごす。ある真冬の日、美空は高校の友人・夏海と再会する。近況報告をし合うなか、美空の職業を聞いた夏海は強張った表情で問う…「遺体がなくて…(続く)
清水美空がスカイツリー近くの葬儀場・坂東会館で働き始めて約一年。若者や不慮の死を遂げた方など、誰もが避けたがる「わけあり」葬儀を進んで引き受ける葬祭ディレクター・漆原のもと、厳しい指導を受けながら、故人と遺族が最良の形でお別れできるよう、奮闘する日々を過ごす。ある真冬の日、美空は高校の友人・夏海と再会する。近況報告をし合うなか、美空の職業を聞いた夏海は強張った表情で問う…「遺体がなくても、お葬式ってできるの?」。夏海の兄は、五年以上も海に出たまま行方不明になっていた。喪失の苦しみを優しくほどく、あたたかなお葬式小説。