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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
葉室 麟(ハムロ リン)
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。16年『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』で司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、惜しまれつつ逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 葉室 麟(ハムロ リン)
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。16年『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』で司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、惜しまれつつ逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
志士とは灯りのない道を、照らして行く者だ―。明治13年、福岡藩出身の役人・月形潔は、北海道に監獄を造るため横浜を出港した。新政府の本流となることができなかった福岡藩出身者には、過酷な仕事ばかりが与えられていた。自身の処遇に思い悩む潔の頭に浮かぶのは、志士として刑死した従兄弟・月形洗蔵の姿だった。国家の礎を築いた2人の侍は、どの…(続く)
志士とは灯りのない道を、照らして行く者だ―。明治13年、福岡藩出身の役人・月形潔は、北海道に監獄を造るため横浜を出港した。新政府の本流となることができなかった福岡藩出身者には、過酷な仕事ばかりが与えられていた。自身の処遇に思い悩む潔の頭に浮かぶのは、志士として刑死した従兄弟・月形洗蔵の姿だった。国家の礎を築いた2人の侍は、どのように運命と闘ったのか。新時代の幕開けを描く、雄渾なる歴史長編。