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出版社名:国書刊行会
出版年月:2023年3月
ISBN:978-4-336-07407-2
408P 19cm
吸血鬼ヴァーニー 或いは血の饗宴 第1巻/奇想天外の本棚
ジェームズ・マルコム・ライマー/著 トマス・ペケット・プレスト/著 三浦玲子/訳 森沢くみ子/訳
組合員価格 税込 2,475
(通常価格 税込 2,750円)
割引率 10%
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内容紹介・もくじなど
雹と雨と雷鳴の狂乱とも形容すべきすさまじい嵐の夜、没落した名家バナーワース家の館の一室で眠るフローラは、ふと得体の知れない何者かが窓を破って部屋に侵入しようとしていることに気づく。恐怖で凍り付き、四肢を硬直させ、「助けて」とつぶやくことしかできないフローラが目にしたのは、血の気のない蒼白な顔、磨かれたぶりきのような目、深く裂けた唇、そしてぞっとするような瞳にも増して、なにより目を引く、白くぎらぎらした鋭い牙のような、猛獣のそれを思わせる突き出た醜悪な歯を持つおぞましい生き物であった。部屋に侵入した怪物は、不気味な咆哮をあげながらフローラに近づき、その長い髪を手にからめとって体をベッドに押しつけ…(続く
雹と雨と雷鳴の狂乱とも形容すべきすさまじい嵐の夜、没落した名家バナーワース家の館の一室で眠るフローラは、ふと得体の知れない何者かが窓を破って部屋に侵入しようとしていることに気づく。恐怖で凍り付き、四肢を硬直させ、「助けて」とつぶやくことしかできないフローラが目にしたのは、血の気のない蒼白な顔、磨かれたぶりきのような目、深く裂けた唇、そしてぞっとするような瞳にも増して、なにより目を引く、白くぎらぎらした鋭い牙のような、猛獣のそれを思わせる突き出た醜悪な歯を持つおぞましい生き物であった。部屋に侵入した怪物は、不気味な咆哮をあげながらフローラに近づき、その長い髪を手にからめとって体をベッドに押しつけると、鋭い金切り声を上げるフローラの喉笛に牙のような歯を突き立てた。ほとばしる血潮が滾々とあふれ、室内にはそれを吸う異様な音が響いた…ヴィクトリア朝時代のイギリスで、週刊の安価な媒体に連載された“ペニー・ドレッドフル”の代表的な作品であり、以後のあらゆる吸血鬼作品や吸血鬼造型の原点ともなったゴシック・ホラー小説の伝説的作品、世紀を超えて、ついに刊行開始!
著者プロフィール
ライマー,ジェームズ・マルコム(ライマー,ジェームズマルコム)
1814‐1884。イギリスの大衆小説“ペニー・ドレッドフル”界のスター作家。1814年ロンドンのクラーケンウェルの労働者階級の家庭に生まれる。スコットランド系。1842年に『クイーンズ・マガジン』で編集の仕事を始め、その記事の大半を執筆したと推測されている。次いで、ロンドンの出版業者で、後に「イギリスにおける新聞や大衆文化の勃興を支えた人物」と言われることになるエドワード・ロイドの下で職を得る。1843年に『裏切られたエイダ』を出版、その名を知られるようになった。1845年から1847年にかけて『吸血鬼ヴァーニー』を、1846年…(続く
ライマー,ジェームズ・マルコム(ライマー,ジェームズマルコム)
1814‐1884。イギリスの大衆小説“ペニー・ドレッドフル”界のスター作家。1814年ロンドンのクラーケンウェルの労働者階級の家庭に生まれる。スコットランド系。1842年に『クイーンズ・マガジン』で編集の仕事を始め、その記事の大半を執筆したと推測されている。次いで、ロンドンの出版業者で、後に「イギリスにおける新聞や大衆文化の勃興を支えた人物」と言われることになるエドワード・ロイドの下で職を得る。1843年に『裏切られたエイダ』を出版、その名を知られるようになった。1845年から1847年にかけて『吸血鬼ヴァーニー』を、1846年から1847年にかけて『真珠の首飾り』を、それぞれ“ペニー・ドレッドフル”に連載し人気を博した