読影の基本から、常識にとらわれない発想までが詰まった症例集。月刊『画像診断』の人気連載が書籍化！難易度別・ステップ順に画像を提示し、クイズのように読み進められます。「診断のＰｏｉｎｔ」「鑑別リスト」から診断に至るヒントが得られます。その後の解説にて、読影のエキスパートがどのような思考プロセスで診断するのか？を学べます。解説やコラムでは研修医や若手の放射線科医に役立つ、日常臨床に則した知識が満載され、着実に読影力アップが図れます。
もくじ情報：１章　実践編（急いては事を仕損じる―８０歳台、女性。主訴：後頸部痛、しびれ。既往歴：急性心筋梗塞、膵炎；切るべきか、切らざるべきか？ｐａｒｔ１―１０歳台後半、女性。交通外傷；遅発性血胸―５０歳台、男性。転落外傷　ほか）；２章　応用編（ＣＴで異常はあり？なし？―６０歳台、男性。主訴：後頸部痛、発熱；発想の転換―５０歳台、男性。主訴：頸部痛、嚥下時痛。既往歴：慢性肝炎、慢性膵炎；いきなり肝に亀裂！？―６０歳台、男性。主訴：右季肋部痛　ほか）；３章　挑戦編（性別が違えば、考え方も変わる―２０歳台、男性。主訴：２日前から前胸部が痛い；病態を推察しよう！―６０歳台、男性。主訴：左側腹部痛；○○に似ている…が少し違う―７０歳台、男性。Ｆｉｓｈｅｒ症候群疑い　ほか）

木口　貴雄(キグチ　タカオ)
放射線診断専門医／医学博士。新潟県新潟市出身。２００６年新潟大学医学部卒業。長岡赤十字病院臨床研修医、新潟大学医歯学総合病院放射線科、新潟県立中央病院、長岡中央綜合病院、新潟市民病院勤務を経て、現在、一宮西病院放射線診断科副部長。あえてｓｕｂｓｐｅｃｉａｌｉｔｙを持たず、Ｇｅｎｅｒａｌ　Ｒａｄｉｏｌｏｇｉｓｔであり続けることを目指す。北米放射線学会Ｒａｄｉｏｌｏｇｙ誌Ｄｉａｇｎｏｓｉｓ　Ｐｌｅａｓｅ　７年連続世界チャンピオン、日本医学放射線学会イメージインタープリテーション受賞１２回、Ｋｏｒｅａｎ　Ｓｏｃｉｅｔｙ　ｏｆ　Ｔｈｏｒａｃｉｃ　Ｒａｄｉｏｌｏｇｙ（ＫＳＴＲ）Ｗｅｅｋｌｙ　ｃｈｅｓｔ　ｃａｓｅｓ世界１位３回など、画像診断コンテストの受賞歴多数