|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
明石 欽司(アカシ キンジ)
九州大学大学院法学研究院教授。法学博士(ユトレヒト大学)。1958年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、同博士課程中退 明石 欽司(アカシ キンジ)
九州大学大学院法学研究院教授。法学博士(ユトレヒト大学)。1958年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、同博士課程中退 |
「国際法の普遍化過程」を再考し「欧州中心主義」を問い直す。
もくじ情報:第1部 近代国際法の普遍化の実相―地域の包摂(戦間期東アジアにおける国際法研究の諸段階―日本・中国・朝鮮半島・台湾・ベトナムで出版された著作を中心に;一九世紀国際法における「承認」と「文明…(続く)
「国際法の普遍化過程」を再考し「欧州中心主義」を問い直す。
もくじ情報:第1部 近代国際法の普遍化の実相―地域の包摂(戦間期東アジアにおける国際法研究の諸段階―日本・中国・朝鮮半島・台湾・ベトナムで出版された著作を中心に;一九世紀国際法における「承認」と「文明」―東アジア諸国による「受容」をめぐる覚え書き;一八世紀後半から一九世紀初頭のインドにおける割譲条約の実像―インド領通行権事件(国際司法裁判所)判決を手がかりに;国際法における低潮標の利用の始まりとその普遍化;一九世紀国際法規範の普遍化の実相―米国と「外国人遺産取得権」の関係を題材として);第2部 近代国際法の普遍化と地域的偏差―普遍化に内在する地域化(伝統的東アジア秩序下における「領土」―「版図」概念の活用とその近代的変形を中心に;近代国際法学の形成における「ドイツ国際法」論の位相―ライン同盟期の国家結合論を素材として;一九世紀エジプトの知識人による国際法の使用―ムスタファ・カーミルのスーダン協定批判を題材に;トマス・ベイティが果たした役割―不戦条約や戦争に対する見解の変化に着目して;いわゆる「サン・ステファノ条約」再考―国際法上の抗議における実効性の担保)