反戦投獄１５年、風雪に耐え抜いた生涯。中国へ留学し毛沢東思想に傾倒した息子と激しく対立し、断絶したまま逝った父―没後５０年の時を経た息子誠の静かなる追想の旅は、自らの思想への痛切な問い直しでもあった。
もくじ情報：序章　プロローグ；第１章　革命ロシアへ密航；第２章　労働運動の中へ；第３章　クートヴェでの日々；第４章　戦前の地下闘争；第５章　戦後の党活動―その光と闇；第６章　父と周辺の人々のこと；第７章　父子の別れ；終章　エピローグ

酒井　誠(サカイ　マコト)
１９４７年、東京都に生まれる。６５年、東京都立西高等学校（第１７期）卒、北京語言大学留学。７２年から東京都日中友好協会事務局長。（公社）日中友好協会事務局長、常務理事。０５年から（公財）文化財保護・芸術助成財団参与。特定非営利活動法人日中医学交流センター事務局長、常務理事。（一社）対外文化交流協会理事長を歴任。この間、（公財）平山郁夫シルクロード美術館評議員、（公財）松山バレエ団理事、日中韓文化交流フォーラム日本委員会事務局長を務める。中国国際友人研究会名誉理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）