内容紹介：皇太子候補のコウレンの侍女として働く鈴花は、溺愛されていても身分の違いに思い悩んでいた。後宮内で発生した謎の病を《蟲》を見る力で調べ始めた鈴花だが、宮廷術師として新たに来た貴族令息が鈴花に興味を持ち－－。※コウレン「王へんに光」「王へんに連」
龍華国後宮で、美貌の皇太子候補・〓〓（こうれん）の侍女として働く鈴花は、後宮の宮女達の間に広がる謎の病を、“蟲”を見る力を使い、〓〓とともに調べ始める。〓〓は変わらず甘い言葉や態度で溺愛してくるものの、鈴花は身分の違いに思い悩んでいた。そんな中、宮廷術師として新たに赴任した貴族令息が鈴花に興味を持ち…。恋敵の登場に気が気ではない〓〓と、そんなことにはまったく気づかない鈍感な鈴花。二人の恋の行方は！？大人気後宮恋愛ファンタジー！

綾束　乙(アヤツカ　キノト)
「鈴の蕾は龍に抱かれ花ひらく―迷子宮女と美貌の宦官の後宮事件帳」が第７回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト恋愛（ラブロマンス）部門“特別賞”を受賞し、改題した本作でメディアワークス文庫デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）