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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
澤田 瞳子(サワダ トウコ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。2010年『孤鷹の天』でデビュー。同作は中山義秀文学賞を受賞。’13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、’16年『若冲』で親鸞賞、’20年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、’21年『星落ちて、なお』で直木賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 澤田 瞳子(サワダ トウコ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。2010年『孤鷹の天』でデビュー。同作は中山義秀文学賞を受賞。’13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、’16年『若冲』で親鸞賞、’20年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、’21年『星落ちて、なお』で直木賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
延暦十九年。駿河国司の家人・鷹取は、軍馬を養う官牧で己の境遇を嘆く日々を送っている。ある日、近くの市に出かけていた鷹取は、富士ノ御山から黒煙が噴き上がるのを目撃し、降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失…(続く)
延暦十九年。駿河国司の家人・鷹取は、軍馬を養う官牧で己の境遇を嘆く日々を送っている。ある日、近くの市に出かけていた鷹取は、富士ノ御山から黒煙が噴き上がるのを目撃し、降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失う。一方、近隣の郷人や遊女などの避難民を受け入れた牧は、混沌とする。灰に埋もれた郷では盗難騒ぎが起こり、不安、怒り、絶望がはびこるなか、京から坂上田村麻呂による蝦夷征討のための武具作りを命じられる。地方の不遇に歯噛みする鷹取は―。平安時代、富士山延暦噴火。大災害に遭った人々の苦悩と奮闘の日々を描く、歴史パニック長編。