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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小林 ふみ子(コバヤシ フミコ)
1973年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。法政大学文学部教授。専門は日本近世文学・文化。「大田南畝『七観』をめぐって―詩文と戯作」などで日本古典文学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小林 ふみ子(コバヤシ フミコ)
1973年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。法政大学文学部教授。専門は日本近世文学・文化。「大田南畝『七観』をめぐって―詩文と戯作」などで日本古典文学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
天明期、江戸で狂歌が大流行した。狂歌とは、五七五七七の形式に載せて滑稽な歌を詠む文芸である。ブームの仕掛け人・大田南畝の昂揚感のある狂歌は多くの人を惹きつけ、誰もが気軽に参加できるその狂歌会は流行…(続く)
天明期、江戸で狂歌が大流行した。狂歌とは、五七五七七の形式に載せて滑稽な歌を詠む文芸である。ブームの仕掛け人・大田南畝の昂揚感のある狂歌は多くの人を惹きつけ、誰もが気軽に参加できるその狂歌会は流行の発信源となった。楽しい江戸のまちの太鼓持ち「狂歌師」という役どころは、いかにして人びとを魅了したのか。平賀源内や山東京伝にも一目置かれ、蔦屋重三郎の良き助言者であった南畝の人物像がわかる決定版。
もくじ情報:序章 大田南畝という人;第1章 狂歌の大親分になるまで;第2章 言葉のチカラで「役」づくり;第3章 われらが江戸自慢の流儀;終章 文芸界の大御所「蜀山人」として