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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鈴置 高史(スズオキ タカブミ)
1954年生まれ。韓国観察者。日本経済新聞でソウル特派員、香港特派員、経済解説部長などを歴任。2002年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鈴置 高史(スズオキ タカブミ)
1954年生まれ。韓国観察者。日本経済新聞でソウル特派員、香港特派員、経済解説部長などを歴任。2002年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
2023年の出生率0.72。韓国の出生率は、OECDに加盟する先進国の中で断トツに低い。生産年齢人口のピークも2019年に迎えており、働き手もこれからどんどん減っていく。経済規模縮小のリスクは日本の比ではないの…(続く)
2023年の出生率0.72。韓国の出生率は、OECDに加盟する先進国の中で断トツに低い。生産年齢人口のピークも2019年に迎えており、働き手もこれからどんどん減っていく。経済規模縮小のリスクは日本の比ではないのだ。加えて自殺率は先進国で最高である。それはあたかも、韓国社会が「消滅」に向かって、全力で駆けだしたかのごとくである。朝鮮半島情勢「先読みのプロ」が指摘する冷徹な現実。
もくじ情報:第1章 世界最悪の人口減少(日本より急な少子高齢化;IMF危機が諸悪の根源;なぜ、危機感に乏しかったのか);第2章 形だけの民主主義を誇る(「先進国」の称号欲しさから民主化;半導体を作る李朝;手つかずの「経済民主化」、革命リスクを培養;台湾の民主化は進んだのに……);第3章 米中の間で右往左往(李承晩時代は『坂の上の雲』になるか;従中を生む「底の浅い民主主義」;中国の台頭に思考停止);第4章 日本との関係を悪化させたい(日本を見下し「独立」を実感;植民地になったことなどなかった;「アメリカの平和」に盾突く覚悟はあるのか)