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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ジロー,ブリジット(ジロー,ブリジット)
アルジェリアのシディ・ベル・アッベスにてフランス人の両親のもとに生まれる。ドイツ語、英語、アラビア語を学び、翻訳者、書店員、文芸ジャーナリストなどを経て1997年に作家デビュー。2007年、L’amour est tr`es surestim´e(「愛はきわめて過大評価されている」未訳)でゴンクール短篇賞受賞。2017年、Un loup pour l’homme(「人間にとっての狼」未訳)がゴンクール賞、フェミナ賞の候補作となり、2019年、Jour de courage(「勇気の日」未訳)がメディシス賞、アカデミー・フランセーズ小説大賞の最終候補作に…( ) ジロー,ブリジット(ジロー,ブリジット)
アルジェリアのシディ・ベル・アッベスにてフランス人の両親のもとに生まれる。ドイツ語、英語、アラビア語を学び、翻訳者、書店員、文芸ジャーナリストなどを経て1997年に作家デビュー。2007年、L’amour est tr`es surestim´e(「愛はきわめて過大評価されている」未訳)でゴンクール短篇賞受賞。2017年、Un loup pour l’homme(「人間にとっての狼」未訳)がゴンクール賞、フェミナ賞の候補作となり、2019年、Jour de courage(「勇気の日」未訳)がメディシス賞、アカデミー・フランセーズ小説大賞の最終候補作に選出される。2022年、本書「生き急ぐ」でゴンクール賞を受賞し、フランスで50万部を突破するベストセラーとなる。小説執筆の傍ら、文芸評論家、文芸フェスティバルのアドバイザー、編集者としても活躍している |
20年前、ブリジットは、夫のクロードをバイク事故で失った。享年41。二人で購入し、引っ越しを間近に控えた家に、夫が住むことはなかった。いま、再開発のため家を手放すことになったとき、ブリジットはまるで夫の魂を売ったかのように感じた。そして再び問いに向き合う。もしも、あのとき、違う選択をしていたら事故は避けられたのか?まぶたに浮かぶ、家族の“あのとき…(続く)
20年前、ブリジットは、夫のクロードをバイク事故で失った。享年41。二人で購入し、引っ越しを間近に控えた家に、夫が住むことはなかった。いま、再開発のため家を手放すことになったとき、ブリジットはまるで夫の魂を売ったかのように感じた。そして再び問いに向き合う。もしも、あのとき、違う選択をしていたら事故は避けられたのか?まぶたに浮かぶ、家族の“あのとき”の数々。別れの時へと至る回想のカウントダウンが始まる。癒えることのない痛みと向き合い、運命の意味を問う長篇小説。フランス文学最高峰のゴンクール賞受賞作。