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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
道林 克禎(ミチバヤシ カツヨシ)
名古屋大学大学院環境学研究科教授・理学部教授、海洋研究開発機構客員研究員。専門は地質学、岩石鉱物学、地殻・マントル変動学、ハードロック掘削科学。静岡県生まれ。1988年静岡大学理学部卒業、1990年静岡大学大学院理学研究科修士課程修了、1994年James Cook University of North Queensland(オーストラリア)、Department of GeologyでPh.D.取得。1994年静岡大学助手、2002年同助教授、2013年同教授、2018年より名古屋大学教授。日本地質学会賞(2023年)受賞(本データはこの書籍が刊行された…( ) 道林 克禎(ミチバヤシ カツヨシ)
名古屋大学大学院環境学研究科教授・理学部教授、海洋研究開発機構客員研究員。専門は地質学、岩石鉱物学、地殻・マントル変動学、ハードロック掘削科学。静岡県生まれ。1988年静岡大学理学部卒業、1990年静岡大学大学院理学研究科修士課程修了、1994年James Cook University of North Queensland(オーストラリア)、Department of GeologyでPh.D.取得。1994年静岡大学助手、2002年同助教授、2013年同教授、2018年より名古屋大学教授。日本地質学会賞(2023年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
マントルに由来する鮮やかな緑色をしたカンラン岩には地球を知る鍵が隠されている。どうすれば状態のよいカンラン岩を手に入れられるだろうか。マントルまで掘りぬくのは「月より遠い道」と言われてきたが、技術開発が進み、掘削船「ちきゅう」で海底下からアプローチができる可能性は見えている。カンラ…(続く)
マントルに由来する鮮やかな緑色をしたカンラン岩には地球を知る鍵が隠されている。どうすれば状態のよいカンラン岩を手に入れられるだろうか。マントルまで掘りぬくのは「月より遠い道」と言われてきたが、技術開発が進み、掘削船「ちきゅう」で海底下からアプローチができる可能性は見えている。カンラン岩を求めて砂漠を歩き、船酔いに苦しみながら深海から掘り上げた岩石と格闘し、ついには水深約9800メートルの海溝の底にまで潜った研究者の見聞記。
もくじ情報:プロローグ 鮮やかな緑色の砂利;1 マントルと出会う;2 マントルまで掘れるかも―深海掘削計画;3 海溝の底でマントルを探りたい;4 月より遠い道;5 マントルの痕跡を掘る―オフィオライト掘削と「ちきゅう」船上合宿;6 超深海への潜航