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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
パリュス あや子(パリュス アヤコ)
神奈川県横浜市生まれ、フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・映画専攻脚本領域に進学。「山口文子」名義で映画「ずぶぬれて犬ころ」(2019年)脚本担当、歌集『その言葉は減価償却されました』(2015年)上梓。『隣人X』で第14回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。2023年に映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) パリュス あや子(パリュス アヤコ)
神奈川県横浜市生まれ、フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・映画専攻脚本領域に進学。「山口文子」名義で映画「ずぶぬれて犬ころ」(2019年)脚本担当、歌集『その言葉は減価償却されました』(2015年)上梓。『隣人X』で第14回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。2023年に映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「好きな人ができた」。その一言で、穏やかな日々はひっくり返った。妻に捨てられ呆然とする進は、自転車イベント“ブルベ”に出会う。勝ち負けは存在しない。目指すのは、制限時間内の完走だけ。ままならない現実から目を逸らし、無我夢中でペダルを漕ぎ続けるうち、進は決意する。「僕は、弱い自分を変えたい」世界中の自転車乗りが憧れる大イベント“パリ・ブレスト・パリ”で1,200kmを走り切り、これまでの自分と決別する。そして、妻に会いに行く。