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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小路 幸也(ショウジ ユキヤ)
北海道出身。広告会社に14年間勤務後、2002年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞し、翌年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小路 幸也(ショウジ ユキヤ)
北海道出身。広告会社に14年間勤務後、2002年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞し、翌年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
五歳上の姉が「小説家」になったのは、僕が中学生の頃だった。ごく普通の家族の、ごく普通の姉弟…(続く)
五歳上の姉が「小説家」になったのは、僕が中学生の頃だった。ごく普通の家族の、ごく普通の姉弟だと思っていた自分たちに降って湧いた、思いがけない出来事。三年後、一人暮らしをしていた姉が、「私のマンションで一緒に住んでくれないかな?」と僕に頼んできた。人恋しさや防犯のためという理由を受け入れつつも、どこか半信半疑な僕は、同居生活のなかで思いがけず「姉の秘密」に直面することになり…。