|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
花村 萬月(ハナムラ マンゲツ)
1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 花村 萬月(ハナムラ マンゲツ)
1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
二年後には八割死ぬ。病とは無縁だった作家が「血液の癌」を宣告され、骨髄移植を受けることに。血液型が変わり、外見のみならず精神も変貌した。しかしそれは地獄の始まりに過ぎなかった―。移植の影響で激痛を伴うGVHD発症、さらに間質性肺炎、脊椎四か所骨折へと至る治療の経過を観察し続けた作者自身による、満身創痍のドキュメンタリー小説。文庫ではコロナ禍を経ての現在までの経過を追記。