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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
猪飼 隆明(イカイ タカアキ)
1944年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 猪飼 隆明(イカイ タカアキ)
1944年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
三池炭鉱は、近世の藩営による開坑から明治維新後の官営化、さらに三井財閥への払下げを経て、一九九七年の閉山に至るまで、国策に左右されながら、日本の近現代史に独特の足跡を残してきた。資本主義の発展を支え、戦後復興の一翼を担い、エネルギー政策の転換と労働争議、炭じん爆発等の記憶が刻まれたその「…(続く)
三池炭鉱は、近世の藩営による開坑から明治維新後の官営化、さらに三井財閥への払下げを経て、一九九七年の閉山に至るまで、国策に左右されながら、日本の近現代史に独特の足跡を残してきた。資本主義の発展を支え、戦後復興の一翼を担い、エネルギー政策の転換と労働争議、炭じん爆発等の記憶が刻まれたその「生涯」を、地域社会との関わりに重点を置きながら通史的に描き出す。
もくじ情報:1 経営主体の変遷と発展(近世の「石炭山」;官営三池炭鉱;三井三池炭鉱の始動;港湾整備と輸出の拡大;三井三池炭鉱の労働力編成);2 労働争議と地域社会(三井三池の発展と労働争議;戦後の三池炭鉱と労働争議;三池炭鉱の閉山とその城下町)