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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
中山 悠(ナカヤマ ユウ)
2008年東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。同年日本電信電話株式会社入社。2018年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。2019年より、東京農工大学工学研究院准教授。モバイルコンピューティング、低遅延ネットワーク、IoTなどの研究に取り組む。特定非営利活動法人neko 9 Laboratories理事長。2022年より株式会社Flyby代表取締役、2024年より株式会社UMINeCo代表取締役も兼務し、大学発技術の社会実装に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中山 悠(ナカヤマ ユウ)
2008年東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。同年日本電信電話株式会社入社。2018年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。2019年より、東京農工大学工学研究院准教授。モバイルコンピューティング、低遅延ネットワーク、IoTなどの研究に取り組む。特定非営利活動法人neko 9 Laboratories理事長。2022年より株式会社Flyby代表取締役、2024年より株式会社UMINeCo代表取締役も兼務し、大学発技術の社会実装に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
本書の特徴。1.Pythonで動かしながら学べる。OSI参照モデルやTCP/IPといった基盤技術を、単なる文章の解説ではなく、提示されたサンプルをベースに自らコーディングしながら学びます。ノードやリンク、パケットなどのクラスを自分で拡張するうちに、プロトコルの仕組みや挙動を体感できます。2.シンプルなシミュレータだから、理解しやすい。既存の高機能シミュレータは便利な反面、設定の複雑さやライセンス費用が初学者には障壁でした。そこで、機能を絞り、極力シンプルな設計とすることで、初学者にも理解しやすいシミュレータを開発しました。ノード、リンク、パケットという3つのクラスを軸に、スイッチング、ルーティング、TCPのハンドシェイク、輻輳制御、さらにはTLSハンドシェイクまで段階的に追加していきます。3.学習環境の整備が簡単。Google Colabを利用するので、ブラウザさえあればOSの違いを意識せずに学習を始められます。もちろん、複数台の物理デバイスや複雑なネットワーク設定も必要ありません。
もくじ情報:第0章 ネットワークの基礎知識;第1章 コンピュータネットワークの基本要素;第2章 ネットワークと時間;第3章 スイッチとMACアドレス;第4章 MACアドレス学習とループ回避;第5章 IPパケットとフラグメント;第6章 ルーティングプロトコル;第7章 レイヤとカプセル化;第8章 アドレスの問い合わせ;第9章 IPアドレスの配布と変換;第10章 コネクションと信頼性;第11章 確認応答と再送制御;第12章 輻輳とウィンドウ制御;第13章 待ち行列と通信品質;第14章 アプリケーションとデータ転送;第15章 暗号化と鍵交換