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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ハート,H.L.A.(ハート,H.L.A.)
1907‐1992。イングランド出身の法哲学者。オックスフォード大学で古典と哲学を学んだあと、弁護士を一時期つとめたが、第二次世界大戦中は陸軍情報部に勤務し、戦後はオックスフォード大学で哲学フェロー、法理学教授をつとめ、二十世紀後半における法哲学の復興の中心となった ハート,H.L.A.(ハート,H.L.A.)
1907‐1992。イングランド出身の法哲学者。オックスフォード大学で古典と哲学を学んだあと、弁護士を一時期つとめたが、第二次世界大戦中は陸軍情報部に勤務し、戦後はオックスフォード大学で哲学フェロー、法理学教授をつとめ、二十世紀後半における法哲学の復興の中心となった |
二十世紀後半を代表する法哲学者、ハートが、ベンサムの著作にいどむ。思想史研究としての芳醇な価値に加えて、〈大昔の哲学者の著作をあたかも昨日出版された哲学文献のように論ずる〉という非歴史的な分析哲学の方法で、その思想の知られざる・興味深い・現代的意義を明らかにし、今日の法哲学・政治哲学に重要な示唆を与える。
もくじ情報:序論;第1章 法の脱神秘化;第2章 ベンサムとベッカリーア;第3章 アメリカ合衆国;第4章 自然権:ベンサムとジョン・スチュアート・ミル;第5章 ベンサムの『法一般論』;第6章 法的な義務と責務;第7章 法的権利;第8章 法的権能;第9章 主権と法的に制限された政府;第10章 命令と権威的な法的理由;補説 ハートと現在のベンサム研究(戒能通弘)