|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
井上 治代(イノウエ ハルヨ)
社会学博士。東洋大学教授を経て、同大・現代社会総合研究所客員研究員、エンディングデザイン研究所代表。研究成果の社会還元・実践の場として、尊厳ある死と葬送の実現をめざした認定NPO法人エンディングセンターで、「桜葬」墓地と、墓を核とした「墓友」活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 井上 治代(イノウエ ハルヨ)
社会学博士。東洋大学教授を経て、同大・現代社会総合研究所客員研究員、エンディングデザイン研究所代表。研究成果の社会還元・実践の場として、尊厳ある死と葬送の実現をめざした認定NPO法人エンディングセンターで、「桜葬」墓地と、墓を核とした「墓友」活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
本書執筆の原点となったのは、「墓の継承問題」と「身寄りのない人の死後の担い手問題」であった。…本書では、市民団体の活動も踏まえつつ、転換期のダイナミズムを捉えていく。その中には、近年、新たに支持されている「樹木葬」について、同じ自然志向の墓が増えている西欧のイギリスや、東アジアの韓国と比較し、日本の墓における「自然の正体は何か」についても迫ることになる。さらに、ますます顕著になる「人口減少社会」や「ひとり世帯が4割を超えていく社会」にあって、家族機能の弱体化を補う「身寄りのない人」へのサポートや、「死後福祉」の必要性を説明する。
もくじ情報:第1章 家と墓はどう変化してきたか?(別の国になる過渡期;生涯未婚率・単独世帯の増大 ほか);第2章 おひとりさま時代の「桜葬」と「墓友」(「継承者を必要としない墓」をつくる;「来年の桜は見られるだろうか」 ほか);第3章 日本と海外の「自然葬墓」(海外の自然葬法との出会い;「第2の近代」に登場 ほか);第4章 ひとりで死んだらどうなるか?(「孤独死」をどう捉えるか?;「歯型」でわかった身元 ほか)