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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
清水 晴木(シミズ ハルキ)
千葉県出身。2011年函館港イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO文庫)で長編小説デビュー。以来、千葉が舞台の小説を書き続ける。また、児童書も手掛け、『トクベツキューカ、はじめました!』(岩崎書店)が第72回産経児童出版文化賞《ニッポン放送賞》を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 清水 晴木(シミズ ハルキ)
千葉県出身。2011年函館港イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO文庫)で長編小説デビュー。以来、千葉が舞台の小説を書き続ける。また、児童書も手掛け、『トクベツキューカ、はじめました!』(岩崎書店)が第72回産経児童出版文化賞《ニッポン放送賞》を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人の間に生き、なによりも深く人を愛した猫は、今日も誰かの心に、「生きる意味」を問う―。中学生の景奈がある日出会ったのは、尻尾の長い、ベージュと黒のマーブル模様の猫だった。エルと名乗る「彼」は、舐めて瞬時に傷を癒やし、人語を操る不思議な力を持っていた。「私はもう四〇〇年生きている」なぜか老いもせず、病に倒れることもなく。永遠にも似た時間を生きるエルが、母や友との向き合い方に悩み揺れる景奈に問いかけた言葉とは―。これは巡る季節の中、傷つき迷える人々にそっと寄り添い、希…(続く)
人の間に生き、なによりも深く人を愛した猫は、今日も誰かの心に、「生きる意味」を問う―。中学生の景奈がある日出会ったのは、尻尾の長い、ベージュと黒のマーブル模様の猫だった。エルと名乗る「彼」は、舐めて瞬時に傷を癒やし、人語を操る不思議な力を持っていた。「私はもう四〇〇年生きている」なぜか老いもせず、病に倒れることもなく。永遠にも似た時間を生きるエルが、母や友との向き合い方に悩み揺れる景奈に問いかけた言葉とは―。これは巡る季節の中、傷つき迷える人々にそっと寄り添い、希望の光を灯す奇跡の猫の物語。