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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
柴崎 信三(シバサキ シンゾウ)
1946年、東京都生まれ。ジャーナリスト。日本経済新聞社で、文化部長や論説委員を務め、獨協大学、白百合女子大学で文化表象や比較社会史を講じた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 柴崎 信三(シバサキ シンゾウ)
1946年、東京都生まれ。ジャーナリスト。日本経済新聞社で、文化部長や論説委員を務め、獨協大学、白百合女子大学で文化表象や比較社会史を講じた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
なぜあのような最期を遂げたのか―。「からっぽな大国」化する日本に蹶起した三島の内的動機を多面的に読み解く。一九七〇年十一月二十五日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地を取材し、近くに住む江藤淳の談話をとった元新聞記者の著者が、激動する昭和に生き、自決に至った三島の内的動機を、初期から晩年までの作品世界を緻密に読み解きながら明かす。「草思社文芸社大賞2024」大賞受賞作。
もくじ情報:プロローグ 海と〈乃木神話〉;第一章 ダンヌンツィオに恋をして;第二章 「太宰さんの文学は嫌いです」;第三章 アルカディアは何処に;第四章 金閣炎上と〈肉体改造〉;第五章 〈白亜の邸宅〉の迷宮へ;第六章 雪の朝、銃声響く;第七章 「この庭には何もない」;第八章 〈英雄〉と蹶起;第九章 無機的で、からっぽな大国;エピローグ 〈物語〉へ