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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊勢田 哲治(イセダ テツジ)
1968年福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。メリーランド大学よりPh.D.(Philosophy)取得。専門は科学哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊勢田 哲治(イセダ テツジ)
1968年福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。メリーランド大学よりPh.D.(Philosophy)取得。専門は科学哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
物事の善し悪しを判断するのは難しい。社会のあるべき姿や幸せの形も人それぞれ。ならば意見のすれ違う人と対話するのは不毛なのだろうか。それでも私たちは他者と共に社会をつくるため、答えの出ない問題について話し合わなければいけないことがある。そんなとき、小手先の論理で相手を説き伏せようとする前に、対立の根本に遡って「そもそも倫理とは何か」と考えてみることがとても役に立つ。「価値観の壁」を越え、生産的に議論するためのクリティカル・ディスカッショ…(続く)
物事の善し悪しを判断するのは難しい。社会のあるべき姿や幸せの形も人それぞれ。ならば意見のすれ違う人と対話するのは不毛なのだろうか。それでも私たちは他者と共に社会をつくるため、答えの出ない問題について話し合わなければいけないことがある。そんなとき、小手先の論理で相手を説き伏せようとする前に、対立の根本に遡って「そもそも倫理とは何か」と考えてみることがとても役に立つ。「価値観の壁」を越え、生産的に議論するためのクリティカル・ディスカッション入門。
もくじ情報:序章 哲学思考のその先へ;第一章 倫理を外から眺める;第二章 複視的に世界を眺める方法―中の人にしか見えない「社会」とは?;第三章 倫理とは何か―自由意志と倫理はどのように「見える」ようになるか;第四章 倫理的思考の四つのものさし―善悪をどう測るか;第五章 なぜ意見が食い違うのか―倫理問題の難しさ;第六章 互いの論証をチェックする―協力的に討論をするための技法1;第七章 論破ではなく協力―協力的に討論をするための技法2;第八章 批判的でいるのはいつでもよいことか―無理せずクリティカルに生きる