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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
吉田 雄亮(ヨシダ ユウスケ)
1946年、佐賀県生まれ。雑誌編集者、フリーライターを経て2002年、『修羅裁き 裏火盗罪科帖』シリーズで時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 吉田 雄亮(ヨシダ ユウスケ)
1946年、佐賀県生まれ。雑誌編集者、フリーライターを経て2002年、『修羅裁き 裏火盗罪科帖』シリーズで時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
北町奉行所与力・大滝錬蔵は八丁堀きっての正義漢。腕も立ち鉄心夢想流“霞十文字”の遣い手だが、思い込んだら梃子でも動かぬ。奉行に手を出すなと言われていた米問屋の買い占めを摘発し、それがため左遷された。新たに支配を命じられたのは、深川。迷宮のように入り組んだ水路を隠れ蓑に、あらゆる悪行が蔓延る無法地帯である。配下の同心たちも緩み切って頼りにならぬ中、禁制品の抜け荷、やくざの抗争、売女の大量蒸発等、耳にするのは不穏な噂ばかり。蛇の道は蛇と、錬蔵は腐れ縁の元幇間・安次郎を相棒に、邪悪な迷宮へと斬り込んでいく―。町人たちすべてがご法度の外へ足を踏み出している魔境深川で、剣客与力・大滝錬蔵の悪行狩りが、いま幕を開ける!