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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
遠藤 正敬(エンドウ マサタカ)
政治学者。1972年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。早稲田大学、宇都宮大学、大阪国際大学、東邦大学等非常勤講師。専攻は政治学、日本政治史。著書に『戸籍と無戸籍―「日本人」の輪郭』(人文書院、2017、サントリー学芸賞受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 遠藤 正敬(エンドウ マサタカ)
政治学者。1972年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。早稲田大学、宇都宮大学、大阪国際大学、東邦大学等非常勤講師。専攻は政治学、日本政治史。著書に『戸籍と無戸籍―「日本人」の輪郭』(人文書院、2017、サントリー学芸賞受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
古代律令政時代に生まれた戸籍はなぜ、何のために明治に甦ったのか?そしてその制度が21世紀の今日まで生き続けているのはいったいどういう理由なのか。夫婦別姓問題、同性婚、このほか種々の国際化の「見えざる障壁」になっている、日本独自の国民管理制度を暴く。「天皇には戸籍があるか」「江戸時代の戸籍制度は」など、戸籍をめぐる小ネタも満載!
もくじ情報:一章 「日本人」としての証明書;二章 「古代の制度」がなぜ復活したのか;三章 明治国家が創り出した「家制度」;四章 戸主という名の「君主」;五章 「婿」と「妾」の国・日本;【寄り道 その一】人別帳の世界―江戸時代の「戸籍」;六章 創り出された「日本人」;七章 早くも現われた「限界」―徴兵制と国勢調査;【寄り道 その二】本籍を「皇居」に置く人たち;八章 戦前の「無戸籍」問題;九章 差別の温床として;一〇章 「大日本帝国」の戸籍―朝鮮、台湾、そして満洲;一一章 国破れて「家」あり;一二章 「日本人」の再編;一三章 天皇に戸籍はあるか;一四章 『サザエさん』に見る戦後の「家」;終章 戸籍がなくても生きていける