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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
デネット,ダニエル・C.(デネット,ダニエルC.)
1942‐2024年。アメリカの哲学者。ハーヴァード大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号を取得。タフツ大学教授、同大学認知研究センター共同ディレクターを務めた。心の哲学の第一人者であり、認知科学者としても知られた デネット,ダニエル・C.(デネット,ダニエルC.)
1942‐2024年。アメリカの哲学者。ハーヴァード大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号を取得。タフツ大学教授、同大学認知研究センター共同ディレクターを務めた。心の哲学の第一人者であり、認知科学者としても知られた |
自由はちゃんと存在する。でもそれは、生物としての進化の過程で生まれてきたものだ―。人間の本質は〈魂〉にあるとする伝統的な発想が、説得力の弱いものになった現代。世界は決定論的に定まっているものではないのか、生物の行為は遺伝子やミームに操られているだけなのではないか等々、新たな反対意見を丁寧に検証しつつ、徹底した自然主義の立場から、自由意志の存在を導き出す。心の哲学の隆盛のなかにあってマイルストーンともなった一冊を、明快な訳者解説とともに文庫化。
も…(続く)
自由はちゃんと存在する。でもそれは、生物としての進化の過程で生まれてきたものだ―。人間の本質は〈魂〉にあるとする伝統的な発想が、説得力の弱いものになった現代。世界は決定論的に定まっているものではないのか、生物の行為は遺伝子やミームに操られているだけなのではないか等々、新たな反対意見を丁寧に検証しつつ、徹底した自然主義の立場から、自由意志の存在を導き出す。心の哲学の隆盛のなかにあってマイルストーンともなった一冊を、明快な訳者解説とともに文庫化。
もくじ情報:第1章 自然の自由;第2章 決定論について考えるためのツール;第3章 決定論について考える;第4章 リバータリアニズムの言い分をきく;第5章 これほどの設計はどこからきたの?;第6章 オープンな心の進化;第7章 道徳的行為の進化;第8章 あなたはカヤの外ですか?;第9章 自分で自分を自由へと引き上げる;第10章 人の自由の未来