|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小田中 章浩(オダナカ アキヒロ)
1958年生。大阪公立大学大学院文学研究科特任教授。博士(文学)。著書に『現代演劇の地層』(ぺりかん社、2010年、河竹賞)、『戦争と劇場―第一次世界大戦とフランス演劇』(水声社、2023年、AICT演劇評論賞)などがある 小田中 章浩(オダナカ アキヒロ)
1958年生。大阪公立大学大学院文学研究科特任教授。博士(文学)。著書に『現代演劇の地層』(ぺりかん社、2010年、河竹賞)、『戦争と劇場―第一次世界大戦とフランス演劇』(水声社、2023年、AICT演劇評論賞)などがある |
今や国宝的な「古典」芸能となっている歌舞伎は、かつては意欲的な新作劇を次々と上演していた。では戦時中の新作とはどのようなものだったのか。そして占領期の歌舞伎に何が起きたのか。英語圏における日本演劇研究の第一人者が、同時代を生きた歌舞伎の姿を初めて蘇らせる。
もくじ情報:第一部 …(続く)
今や国宝的な「古典」芸能となっている歌舞伎は、かつては意欲的な新作劇を次々と上演していた。では戦時中の新作とはどのようなものだったのか。そして占領期の歌舞伎に何が起きたのか。英語圏における日本演劇研究の第一人者が、同時代を生きた歌舞伎の姿を初めて蘇らせる。
もくじ情報:第一部 外国をめぐる歌舞伎の冒険(一九三一~三九年)(戦争への序曲;歌舞伎と満洲事変・上海事変(一九三一~三四年);歌舞伎と盧溝橋事件(一九三七~三八年);迫り来る嵐(一九三九年));第二部 勝利の果実(一九四〇~四二年)(歌舞伎と皇紀二千六百年(一九四〇年);米英との対決(一九四一年);頂点に立つ日本と歌舞伎(一九四二年));第三部 敗北と生存(一九四三~四五年)(歌舞伎と日本の「決戦」(一九四三年);歌舞伎は贅沢(一九四四年);苦悩の結末(一九四五年);歌舞伎の戦争劇回顧(一九四五年八月));第四部 占領を生き延びた歌舞伎(一九四五~四七年)(古典歌舞伎の創造(一九四五~四七年))