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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授。専門は日本中世史。主な著作に『日本中世境界史論』(角川源義賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授。専門は日本中世史。主な著作に『日本中世境界史論』(角川源義賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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苛烈な略奪をくりかえし諸国を悩ませた前期倭寇。その結果、朝鮮に誕生した倭人居留地三浦は腫瘍とまで呼ばれ、後期倭寇は銀をめぐる密貿易で世界史に躍り出た。彼らは日本のものとは異なる「倭服」を着て「倭語」を操る、民族を超えた集団だった。アジアの海を舞台に、自由に、したたかに躍動した人々の世界を描き出す。大幅な増補を施した決定版!
もくじ情報:1 中世倭人伝(「魏志倭人伝」によるプロローグ;国境をまたぐ地域;「三浦」―異国のなかの中世;密貿易の構造;中華の崩壊によるエピローグ);2 倭人群像(三浦の鎮城と関限―薺浦を中心に;倭人たちのソウル;三浦の乱時のソウル倭館;石見銀山と倭人ネットワーク;海賊・銀山・ザビエル―一六世紀ヨーロッパの地図を読む;琉球王国と「倭寇」;中世日朝貿易における経典の輸入)