|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
藤野 ふじの(フジノ フジノ)
東京都出身。ことのは文庫『ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ』にてデビュー。同作にて「カレー・オブ・ザ・イヤー2022 企画部門」を小説作品として初受賞。短編「おとむらいに誘われて」で書肆侃侃房主催第5回ことばと新人賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 藤野 ふじの(フジノ フジノ)
東京都出身。ことのは文庫『ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ』にてデビュー。同作にて「カレー・オブ・ザ・イヤー2022 企画部門」を小説作品として初受賞。短編「おとむらいに誘われて」で書肆侃侃房主催第5回ことばと新人賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ここは東京・吉祥寺にあるシェア型書店〈本の庭〉。「棚主」と呼ばれる「小さな書店の店主たち」が店内に思い思いの本を並べて売る、この風変わりなお店には、いつでも小さな「謎」が集まってくる。青春時代に親友と交換した大切な本の記憶を取り戻したい老婦人。製作者不明の同じZINEを買い続けるお客さんと棚主の攻防。書き込みだらけの「読み跡本」に込められた思い。この書店のはじめの一冊として「売り物ではない本」が置かれた理由―。見逃してしまった誰かの「思い」が、時を超えて「謎」として目の前…(続く)
ここは東京・吉祥寺にあるシェア型書店〈本の庭〉。「棚主」と呼ばれる「小さな書店の店主たち」が店内に思い思いの本を並べて売る、この風変わりなお店には、いつでも小さな「謎」が集まってくる。青春時代に親友と交換した大切な本の記憶を取り戻したい老婦人。製作者不明の同じZINEを買い続けるお客さんと棚主の攻防。書き込みだらけの「読み跡本」に込められた思い。この書店のはじめの一冊として「売り物ではない本」が置かれた理由―。見逃してしまった誰かの「思い」が、時を超えて「謎」として目の前に現れたとき、きっとこの書店の仲間は、それを解く手助けをしてくれる。書物と珈琲の香り漂う、素敵で優しい「小さな謎解き」の世界へようこそ。