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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ブレイディみかこ(ブレイディミカコ)
ライター・作家。1965年、福岡県福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。日系企業勤務後、保育士資格を取得し、「底辺託児所」で働きながらライターとなる。2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞を受賞。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社、のち新潮文庫)で第73回毎日出版文化賞特別賞、第2回Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)などを受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ…() ブレイディみかこ(ブレイディミカコ)
ライター・作家。1965年、福岡県福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。日系企業勤務後、保育士資格を取得し、「底辺託児所」で働きながらライターとなる。2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞を受賞。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社、のち新潮文庫)で第73回毎日出版文化賞特別賞、第2回Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)などを受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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「あたしたちは負債の重力に引きずられて生きている」だが、負債を返済するために生き続けたら人間は正気を失ってしまう。シット・ジョブ。店員やケアワーカーなどの「当事者」が自分たちの仕事を自虐的に指す言葉だ。他者のケアを担う者ほど低く扱われ、「自己肯定感を持とう」と責任転嫁までされる社会。自らを罰する必要などないのに。働き、相手に触れ、繋がる。その掌から知恵は芽吹き、人は生まれ直し、灰色の世界は色づく。数多のシット・ジョブを経た著者が自分を発見し、取り戻していった「私労働」の日々を時に熱く、時に切なく綴る連作短編集。