内容紹介：「まだ、大丈夫だろう」と思っているあなたへ。　健康診断の数値、見て見ぬふりをしていませんか？　生活習慣病を放置した先にある、深刻な腎臓病と透析治療の現実－－。　腎臓内科医として２０年以上の経験を持つ著者は、「手遅れ」になる前にからだの声に耳を傾けることの大切さを伝えます。　本書が求めるのは、むずかしい医学知識や完璧な健康管理ではありません。　豊富な臨床事例をもとに、小さな習慣の積み重ねで未来の健康を守る方法を、わかりやすく解説します。　インスリン治療を回避した７０代女性、透析導入を見送ることができた６０代男性－－。　彼らに共通していたのは「完璧を求めず、できることから始めた」ことでした。　食事、運動、睡眠など、今日からできる具体的な５つのステップ。　そして、もし病気になってしまった時の治療選択や医師の選び方まで。　患者一人ひとりに寄り添い続ける医師が、あなたの小さな一歩を温かく後押しします。
大切なのは小さな目標と小さな喜びを積み重ね、「前に進んでいる」と実感すること。完璧じゃなくていい。今日、できることから。高血圧、糖尿病、肥満。多くの人が目をそらしている「その先」の現実がある。１０万人以上の患者に寄り添ってきた医師が贈る、生き方の指南書。
もくじ情報：第１章　習慣を変えれば、人生が変わる；第２章　生活習慣病が引き起こすもの；第３章　腎臓病になってしまったら；第４章　治療を始めた人たちの物語；第５章　よい医師、よい病院に出合うために；第６章　生活習慣を見直す；第７章　医師のあるべき姿

鈴木　孝子(スズキ　タカコ)
南青山内科クリニック院長。医師。１９９２年に長崎大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院をはじめ、複数の医療機関で腎臓内科医として経験を積む。２０００年、東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了（医学博士）。高島平中央総合病院腎臓内科部長、森山リハビリテーション病院腎臓内科部長、駒込共立クリニック院長を経て、２０１１年に南青山内科クリニックを開業。慢性腎臓病・慢性腎不全を中心に、早期発見・早期治療の重要性を説き、患者一人ひとりに寄り添った診療を実践している。「患者さんと目を合わせ、気持ちを共有しながら良質な医療を提供する」ことを信念とし診療にあたっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）