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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
藤本 義一(フジモト ギイチ)
1933年、大阪府に生まれる。大阪府立大学経済学部卒業。在学中からラジオドラマの懸賞募集に応募、卒業後は映画や放送の脚本を書くかたわら、テレビ番組の司会者として人気を博す。1967年ころから小説を書きはじめ、1974年、「鬼の詩」で直木賞を受賞。西鶴・近松・織田作之助の系譜につらなる大阪文学を代表するひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 藤本 義一(フジモト ギイチ)
1933年、大阪府に生まれる。大阪府立大学経済学部卒業。在学中からラジオドラマの懸賞募集に応募、卒業後は映画や放送の脚本を書くかたわら、テレビ番組の司会者として人気を博す。1967年ころから小説を書きはじめ、1974年、「鬼の詩」で直木賞を受賞。西鶴・近松・織田作之助の系譜につらなる大阪文学を代表するひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人の世は、ゆきつくところ「色」と「欲」。「恋」と「お金」が、人を幸せにも不幸せにもするものだ―。元禄時代、経済力で武士にかわって社会の表舞台におどりでた商人たちの生き方を、鋭く、とにきは滑稽に描いた井原西鶴の代表的名作を集める。封建社会の掟に刃向かう命がけの純愛物語『好色五人女』、親の次にたいせつな金を知恵と才覚でふやして大金持ちになる人々の成功秘話『日本永代蔵』など、今も昔も変わらぬ人の世の悲喜劇がいきいき描…(続く)
人の世は、ゆきつくところ「色」と「欲」。「恋」と「お金」が、人を幸せにも不幸せにもするものだ―。元禄時代、経済力で武士にかわって社会の表舞台におどりでた商人たちの生き方を、鋭く、とにきは滑稽に描いた井原西鶴の代表的名作を集める。封建社会の掟に刃向かう命がけの純愛物語『好色五人女』、親の次にたいせつな金を知恵と才覚でふやして大金持ちになる人々の成功秘話『日本永代蔵』など、今も昔も変わらぬ人の世の悲喜劇がいきいき描かれている。
もくじ情報:耳にはさんだおもしろい話―「西鶴諸国ばなし」「万の文反古」より;大晦日の泣き笑い―「世間胸算用」より;人の道、守る者そむく者―「本朝二十不孝」「武家義理物語」より;町人暮らしの浮き沈み―「西鶴置土産」「西鶴織留」より;大金持ちになる方法―「日本永代蔵」より;恋に生きた男と女―「好色五人女」より