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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山口 裕之(ヤマグチ ヒロユキ)
1970年奈良県生まれ。徳島大学総合科学部教授。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2002年博士(文学)学位取得。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山口 裕之(ヤマグチ ヒロユキ)
1970年奈良県生まれ。徳島大学総合科学部教授。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2002年博士(文学)学位取得。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく―考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。
もくじ情報:第1章 「人それぞれ」論はどこからきたのか(普遍性を偏重する西洋文明;相対主義的な考え方の始まり ほか);第2章 「人それぞれ」というほど人は…(続く)
「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく―考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。
もくじ情報:第1章 「人それぞれ」論はどこからきたのか(普遍性を偏重する西洋文明;相対主義的な考え方の始まり ほか);第2章 「人それぞれ」というほど人は違っていない(言語相対主義;基本の色彩語 ほか);第3章 「道徳的な正しさ」を人それぞれで勝手に決めてはならない(人類普遍だからといって「そうするのが正しい」ということにはならない;「道徳的な正しさ」についての私の考え方 ほか);第4章 「正しい事実」を人それぞれで勝手に決めてはならない(「事実は人それぞれ」と主張する人たち;ものの見え方は人それぞれでない ほか)