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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
笠井 潔(カサイ キヨシ)
1948年東京生まれ。79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』(国書刊行会)で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』(光文社)と『探偵小説論序説』(光文社)で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞 笠井 潔(カサイ キヨシ)
1948年東京生まれ。79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』(国書刊行会)で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』(光文社)と『探偵小説論序説』(光文社)で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞 |
ウクライナ戦争、中国の覇権主義、アメリカのトランプ現象、欧州のポピュリズム…世界史的転換を読み解く衝撃の社会思想!なぜロシア・プーチンは「国際社会」に従わないのか?鍵は21世紀型新・戦争概念「世界内戦」にある。「例外社会」論で、この事態を予見していた論客が、「世界内戦」とともに世界規模で進む「没落する中流」とその事件、戦後日本社会の欺瞞、空洞化を指摘し、新たな指針を提案する。
もくじ情報:第1章 「世界戦争」から「世界内戦」の時代へ(「例外状態」と「世界戦争」をどこから考え始めたか;一九世紀までの秩序ある「国民戦争」;第一次大戦と「世界戦争」の始まり ほか);第2章 戦後社会の欺瞞と没落する「中流」(「本土決戦」のやり直しと連合赤軍事件;「革命戦争」の行方;二一世紀の「本土決戦」 ほか);第3章 「世界内戦」としてのロシア‐ウクライナ戦争(「ロシア‐ウクライナ戦争」をどう考えてきたか―「世界内戦」における三つの戦線;ウクライナ戦争における三つの要素;ロシア・中国の大国主義が意味するところ ほか)