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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
大津 透(オオツ トオル)
1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(国史学専攻)博士課程中退。専攻、日本古代史。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 大津 透(オオツ トオル)
1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(国史学専攻)博士課程中退。専攻、日本古代史。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
摂関政治は藤原道長の時代に頂点を迎えたといわれるが、道長はわずかに一年ほど摂政になっただけであった。そこにはどのような意味があり、道長はどのような政治をめざしたのか。そして文化面で果た…(続く)
摂関政治は藤原道長の時代に頂点を迎えたといわれるが、道長はわずかに一年ほど摂政になっただけであった。そこにはどのような意味があり、道長はどのような政治をめざしたのか。そして文化面で果たした役割も大きかった。道長の造営した寺院・仏像は後世に影響を与え、宮廷ではすぐれた文芸や書が生まれ、華やかな宴が催された。道長の一生を追いながら、その政治の特色を古代国家の歴史のなかに位置づけ、文化の達成を再評価したい。
もくじ情報:道長の実像にせまる;1 道長の登場;2 道長と一条天皇;3 三条天皇との対立と外孫の即位;4 道長の政治;5 道長の文化;おわりに―『栄花物語』と『御堂関白記』