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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小林 忠(コバヤシ タダシ)
1941年、東京都生まれ。68年、東京大学大学院修士課程修了。東京国立博物館絵画室員、名古屋大学文学部助教授、東京国立博物館情報調査研究室長、学習院大学文学部教授・同名誉教授、千葉市美術館館長、国際浮世絵学会会長、「國華こっか」主幹などを歴任。2013年から岡田美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小林 忠(コバヤシ タダシ)
1941年、東京都生まれ。68年、東京大学大学院修士課程修了。東京国立博物館絵画室員、名古屋大学文学部助教授、東京国立博物館情報調査研究室長、学習院大学文学部教授・同名誉教授、千葉市美術館館長、国際浮世絵学会会長、「國華こっか」主幹などを歴任。2013年から岡田美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
繊細な描写技法で動植物の生を美しく精彩に描き出した奇才・伊藤若冲。幼少の頃よりほぼ独学で習得した絵画に没頭するも、父親の早世によって家業を継がざるを得なくなってしまう。しかし、その情熱を捨てきれずに遅咲きながら40歳で画家デビュー。2021年に国宝に指定された、日本美術史上に輝く傑作「動植綵絵」全三十幅は、当時たちまち大評判となった。それにもかかわらず、「私は理解されるまでに1000年の時を待つ」との言葉を遺したとされる若冲。その真意とはなんだったのか?近年、ますます多くの人に愛され、唯一無二の存在感を放つ名画の誕生秘話とは?天才絵師の数奇な生涯を紐解くとともに、作品の魅力に迫る。
もくじ情報:第1章 若冲の魅力の謎(青物問屋の跡取りという生い立ち;豊かな色彩と技法 ほか);第2章 若冲の生涯(若冲の時代;人間・伊藤若冲 ほか);第3章 最大の傑作・国宝「動植綵絵」(「動植綵絵」はいつ描かれたのか;「動植綵絵」はなぜ描かれたのか ほか);第4章 黒の時代(若冲の水墨画;若冲の版画 ほか);第5章 晩年の仕事(天明の大火以降の画業;若冲、最後の日々 ほか)