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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山田 祥子(ヤマダ ショウコ)
国際基督教大学卒業。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。名古屋大学大学院法学研究科学術研究員などを経て、東北大学大学院法学研究科助教。専門は政治哲学、政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山田 祥子(ヤマダ ショウコ)
国際基督教大学卒業。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。名古屋大学大学院法学研究科学術研究員などを経て、東北大学大学院法学研究科助教。専門は政治哲学、政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
地球温暖化、貧困、難民、パンデミック、テロリズムなど…いまだ国境を越える問題は山積している。こうした問題を解決に導くには、グローバルな正義が必要…(続く)
地球温暖化、貧困、難民、パンデミック、テロリズムなど…いまだ国境を越える問題は山積している。こうした問題を解決に導くには、グローバルな正義が必要だ。しかし、それは机上の空論で終わるようなものであってはならない。そこで近年注目されているのが、「実践によって媒介された関係」に基づく正義論、つまり実践依存アプローチだ。本書では、アンドレア・サンジョヴァンニらが発展させたこの理論をさらにアップデートすべく、社会運動やNGO活動などを実践の一種と見なし、民主主義と結合させ、「集合的主体による実践に基づく正義論」を構想する。
もくじ情報:序論 グローバルな正義の探求;第1章 グローバルな正義と実践;第2章 道徳に対する「政治」の優位?―アンドレア・サンジョヴァンニ;第3章 プラグマティック・リアリズム―アーロン・ジェームス;第4章 文化慣習主義における主体と「政治」―デイヴィッド・ミラーとマイケル・ウォルツァー;第5章 グローバルな不正義への責任と主体;第6章 グローバルな正義の形成へ―集合的主体による実践と民主主義;結論