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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
羽田 宇佐(ハネダ ウサ)
第7回カクヨムWeb小説コンテストにて、ラブコメ部門“特別賞”を本作にて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 羽田 宇佐(ハネダ ウサ)
第7回カクヨムWeb小説コンテストにて、ラブコメ部門“特別賞”を本作にて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
彼女―宮城は変だ。週に一回五千円で、私に命令する権利を買う。一緒にゲームしたり、お菓子を食べさせたり、気分次第で危ない命令も時々。秘密を共有し始めてもう半年経つけれど、彼女は「私たちは友達じゃない」なんて言う。ねぇ宮城、これが友情でないのなら、私たちはどういう関係なの?あの人―仙台さんでなければいけない理由は、今も別にない。私のふとした思い…(続く)
彼女―宮城は変だ。週に一回五千円で、私に命令する権利を買う。一緒にゲームしたり、お菓子を食べさせたり、気分次第で危ない命令も時々。秘密を共有し始めてもう半年経つけれど、彼女は「私たちは友達じゃない」なんて言う。ねぇ宮城、これが友情でないのなら、私たちはどういう関係なの?あの人―仙台さんでなければいけない理由は、今も別にない。私のふとした思い付きに彼女が乗った、ただそれだけ。だから私は、どんな命令も拒まない彼女を今日も試す。…次の春、もし別のクラスになったとしても彼女はこの関係を続けてくれるだろうか。今は、それがちょっとだけ気がかりだ。