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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ホルスト,ヨルン・リーエル(ホルスト,ヨルンリーエル)
1970年、ノルウェー・テレマルク生まれ。ノルウェー警察元上級調査官。「Nokkelvitnet」で2004年にデビュー。2012年に発表したヴィスティング・シリーズ八作目「Jakthundene(邦題『猟犬』)」で、「ガラスの鍵」賞など三冠を受賞した ホルスト,ヨルン・リーエル(ホルスト,ヨルンリーエル)
1970年、ノルウェー・テレマルク生まれ。ノルウェー警察元上級調査官。「Nokkelvitnet」で2004年にデビュー。2012年に発表したヴィスティング・シリーズ八作目「Jakthundene(邦題『猟犬』)」で、「ガラスの鍵」賞など三冠を受賞した |
その日、ヴィスティングの自宅の郵便箱に差出人不明の封書が届いた。中にあったのは、12‐1569/99と数字だけが書かれた一枚の紙。数字は事件番号で、隣接する警察管内で99年に起きた1569号事件を意味していた。九九年七月、十七歳のトーネ・ヴァーテランが行方不明となり、二日後に絞殺体で発見された。トーネの体内から検出された精液のDNA型が元恋人のものと一致し、男は禁固…(続く)
その日、ヴィスティングの自宅の郵便箱に差出人不明の封書が届いた。中にあったのは、12‐1569/99と数字だけが書かれた一枚の紙。数字は事件番号で、隣接する警察管内で99年に起きた1569号事件を意味していた。九九年七月、十七歳のトーネ・ヴァーテランが行方不明となり、二日後に絞殺体で発見された。トーネの体内から検出された精液のDNA型が元恋人のものと一致し、男は禁固十七年の刑に服していた。作者が現役警官だった時代、捜査に当たって深い心の傷を負ったという事件を下敷きにした、コールドケース四部作の最終作にして、最高傑作!