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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
東郷 隆(トウゴウ リュウ)
横浜市生まれ。國學院大學卒。同大博物館学研究員、編集者を経て作家となる。1990年「人造記」等で直木賞候補となり、1994年『大砲松』で吉川英治文学新人賞を受賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞を受賞、2012年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 東郷 隆(トウゴウ リュウ)
横浜市生まれ。國學院大學卒。同大博物館学研究員、編集者を経て作家となる。1990年「人造記」等で直木賞候補となり、1994年『大砲松』で吉川英治文学新人賞を受賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞を受賞、2012年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
銃弾飛び交い、炎渦巻く大塩平八郎の乱の後、大坂から脱出し、江戸へと移った泡界坊。かの地で怪しげな瓦版を売って、公儀に反抗する日々。そんなとき泡界は、江戸の汲み取りを仕切る葛西の頭領から助けを求められる。土田新吉郎なる男が、将軍のおぼえめでたいのをかさにきて悪行三昧だというのだ。土田は葛西の頭領の娘をむりやり妾にしようとし、莫大な金を生む肥料の利…(続く)
銃弾飛び交い、炎渦巻く大塩平八郎の乱の後、大坂から脱出し、江戸へと移った泡界坊。かの地で怪しげな瓦版を売って、公儀に反抗する日々。そんなとき泡界は、江戸の汲み取りを仕切る葛西の頭領から助けを求められる。土田新吉郎なる男が、将軍のおぼえめでたいのをかさにきて悪行三昧だというのだ。土田は葛西の頭領の娘をむりやり妾にしようとし、莫大な金を生む肥料の利権を掠め取ろうとしているという。しかもこの土田、泡界が憎からず思っていた“料理屋”の女を捨てて店に叩き売っていたのだ。将軍の御忍び接待を仕込む土田を破滅させるため、泡界の怒りの一撃が炸裂する!これぞ懲悪歴史時代小説。