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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
谷津 矢車(ヤツ ヤグルマ)
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2作目の『蔦屋』が、「この時代小説がすごい!2015年版」にて第7位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 谷津 矢車(ヤツ ヤグルマ)
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2作目の『蔦屋』が、「この時代小説がすごい!2015年版」にて第7位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
おいは、古か人間でごわす。自由という新しか言葉、何か大事なものを誤魔化しておらんか。戊辰戦争、鳥羽伏見の戦い。わずか5000の兵で3倍の勢力の幕府軍を撃破した“類稀なる軍略家”伊地知正治。薩摩人の誇りを胸に常勝を続け…(続く)
おいは、古か人間でごわす。自由という新しか言葉、何か大事なものを誤魔化しておらんか。戊辰戦争、鳥羽伏見の戦い。わずか5000の兵で3倍の勢力の幕府軍を撃破した“類稀なる軍略家”伊地知正治。薩摩人の誇りを胸に常勝を続けた伊地知が新時代に目にしたのは、荒廃した土地で貧困に喘ぐ民の姿…。大久保利通、西郷隆盛と並び称される勤王の志士の胸に、最後に去来するものとは。